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2020.11.1―2021.3.31

最終選考結果発表
大賞
第3回いっくん大賞
ありふれていてけっこう。それは
まごうことなき、わたしの小説だ。
幼馴染みとの恋愛、父親と愛人の関係への憧れ、
誰もが羨む結婚、書き上がらない小説。
外から見れば全てありふれている、
普遍的でどこにでもありそうな話。

金賞
第3回いっくん大賞
沈んでいく街でわたくしは
手紙を書き続ける
拝啓 親愛なる先生
カミサマからのお告げで、街が水没することになりました。
丘の上にあるこの家で、
わたくしは最後の日まで貴方に手紙を書くことにしました。

銀賞
第3回いっくん大賞
壊れた言葉を修復するための国家資格と、『愛』という言葉についての物語。
人間はこの世に生を受けたとき『ディクショナリウム』というアイテムを与えられる。その不具合を修復するのが言語修復士という国家資格だ。
言祝ぎ言語修復事務所の所員は陽気なイノルと無口のホクト、所長の言祝ぎ姫。そこへ17歳の少女・マーナがインターン生として受け入れてもらったところから物語は始まる——

